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松井須磨子

エイコーン公演

鳴門市民劇場2016年11月27日例会 感想集

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鳴門例会カーテンコール

ひとり芝居を初めて観ました。衣装を次々と着替え、最後の着物姿は最高でした!良かったです。

お茶会にも出席し、期待感をもって観劇しました。
  一人芝居ということで、声の使い分け、衣装替えなど、見所が沢山ありました。何より、小巻さんの若々しい歌声、動き(特にタンブリンを鳴らしながら踊っていた場面)を堪能しました。
  担当サークルということで直近に見られたのも感激です。また、お茶会で城所さんから島村抱月にからんで、穴八幡のことが出てきたのは、早大卒の私には懐かしかったです。城所さんのピアノも素敵でした。

栗原小巻さんの一人芝居、80分の一人舞台、凄いと思います。台詞を覚え、踊りをこなし、表情を作り演じます。内容は劇中劇と複雑な中で、女性の地位の向上、芯の強い女性の姿を見せていたと思います。劇中で男性に向かっていった言葉は今でも通じると思います。全く聞いていて、今の女性の言葉そのものでした。100年前との設定ではありますが、なんのなんの今の世代の女性の強さイコールでした。劇中のカチューシャ、ゴンドラの唄の2曲が当時の歌い方を連想させて、楽しく聞きました。徳島のあわぎんホールで観ましたが、TVで見た栗原さんとは異なりほっそりと見えました。「栗原小巻さん、いつまでも若々しく!」

松井須磨子の芸術人生というより、栗原小巻の若々しさと芸の美しさが印象的であった。

歌に魅了された。懐かしい歌で良かった。松井須磨子を言葉ぶりでリアルに表現され素晴らしかった。もっと近くの席だったら栗原小巻さんの顔が見えて良かったのかもしれない。多くの台詞が水が流れるかのように出て、素晴らしかった。

楽しみに待っていました今回の例会です。栗原小巻さんの演技と透明感のある歌声に、あっという間の例会でした。一人での演技は、今回が初めてでしたが、とても充実感があり良かったです。
  今年度は2回例会に参加出来なかったので、来年は予定表に書き込み、全例会に参加出来るようにしたいと思っています。欠席はつまらなく、もったいないです。こんなステキな観劇を欠席するなんて!

あっという間の観劇でした。さすがの舞台女優栗原小巻さん、次から次へと展開する情況を衣装をそれとなく替え、歌を歌い、ダンスを舞いながら一人で語ってくれました。坪内逍遥の指導を受け「人形の家」のノラを演じ、その後島村抱月との激しい恋愛、そして遺書を残し、抱月の墓で再び一緒になりたい望みを最後までノラのように自我を求めつづけた須磨子の短い生涯をみごとに一人で90分で演じきった小巻さん、素晴らしかったですね。「カチューシャの唄」「ゴンドラの唄」を小巻さんらしく清純で澄んだ声で、しばらく、いえずっと心に残るように思われます。今回、詳しく当時の演劇、そして女優について勉強してみたい、と課題をいただきました!

城所潔のピアノ演奏で静かに幕を開け、気品漂う栗原小巻さんの歌唱は素晴らしかった!松井須磨子の一生を手際よく簡潔に表現されていましたが、言葉がハッキリと聞き取りが出来ませんでした。アシストホーンを利用すれば良かった、残念! ロングドレス、着物姿は、いつまでも綺麗な栗原小巻さんでした。

栗原小巻の美しさに圧倒されました。1時間20分、一人で松井須磨子を演じ、暗記力のすごさにも驚きました。松井須磨子を知らない人には、少し解かりにくかったかも・・・

少し遅れて行ったので席が後ろの方だったため、小巻さんの声が聞きづらく、内容がよく分かりませんでしたが、一人であの膨大な台詞をスラスラ言える事の凄さ、それに踊りと歌が素晴らしくうまくて、着物姿も素敵で、さすが女優だと感心しました。
  女優が女優を演じるので、まるで松井須磨子が乗り移った感じで良かったです。あらためて小巻さんが素晴らしい女優だということを感じさせられました。

美人に魅せられて、あっという間に時間が過ぎました。
  声が良く通ること、歌声の美しさにも感動でした。一人で長時間、大変なエネルギーに感服です。とても素晴らしい舞台でした。

栗原小巻さん素敵でした。いつまでも若々しくて、歌も踊りも見入ってしまいました。年配の私にはとっても良かったのですが、時々セリフが聞き取りにくく、若い世代の方には一寸分からなかったようです。

今回初めて参加させていただきました。栗原さんの公演は本当に素晴らしく女優魂を熱く感じる公演で、最後まで鳥肌が立っていました。歌声が生で聞けて感動しました。
  今後の公演も楽しみです。

小巻さんの若々しさと歌声に感激しました。

よかったです。あまりにも綺麗なのに感動でした。

鳴門例会カーテンコール

栗原小巻さんの演技と歌声に圧倒されました。席も最前列のど真ん中で良く見えました。私もパンフレット買いました。

自称、島村抱月さんの生まれかわりのピアノの方は、栗原さんを見守るように弾かれてました。お世話になりました。私も息も出来ないくらい緊張しました。

どの場面を切り取っても美しく、芸術って素晴らしいと感じました。すごく良いものを見せていただきました。

セリフは少し小さかったですが、マイクを通して聞いた歌は非常に良かったです。

普通の生活がつまらなく、やりたいことの目的を持ちながら生きていく、この時代の女性としては強さを感じる松井須磨子であった。新劇の初の女優として生きる強さを「人形の家」のノラのセリフからも感じた。
  そんな松井須磨子をひとりで演じ、会場の中の人を引き付ける素晴らしい女優栗原小巻であった。

栗原小巻を見た!というだけの舞台であった。小巻さんの一人芝居で淡々と話が流れていった感じで、松井須磨子の舞台芸術に対する情熱も、島村抱月に対する深い愛も、私は感じ取ることができなかった。
  小巻さんのシナ良い立ち居振る舞いはさすがと思ったが、舞台が暗く表情がまったく見えなかったのは残念だった。

日本初の新劇女優「松井須磨子」の苦悩を演じた栗原小巻さんの迫力ある演技には圧倒され、その歌唱力にも驚いた。前日のお茶会では綺麗だけれど謙虚さもあり、むしろ「かわいい人」という印象だったが、舞台に立った姿からは大女優のオーラが出ていた。
  ストーリーはやや難解だったが、小巻さんを間近で観られただけで大満足の劇だった。

初めてこのような舞台を鑑賞させていただきました。栗原小巻の歌に圧倒されながら見入ってしまい、劇中で「人形の家」のノラの舞台が中に入り込んでくるというところで、素人の私は流れについていけなくなりかけましたが、なんとか最後まで楽しむことができました。
  松井須磨子については全く無知でしたが、最後のエピローグで、できるなら同じ墓にというところは、今どきではない明治?大正?時代の女性の情念かなと思ったりしました。勉強になりました

その昔、恋人と新しい時代の演劇創生に生涯を捧げた、松井須磨子という新劇女優がいた事はこれまで知りませんでした。 栗原小巻さんの圧巻の演技で一人の女優の儚くも輝きに満ちた人生が思い浮かび、物静かに響くピアノの生演奏と「いのち短し、恋せよ乙女」の切ない歌声にはジンときました。

今年最後の例会も見応えがありました。よく聴いていないと場面が分からなくなりそうでしたが、一人であれだけの舞台を作り上げられることに驚きました。栗原さんは変わらず綺麗だし、動きはしなやかで年齢を感じさせない演技でした。歌声には魅了されました。

テレビでよく見ていた栗原小巻さんが鳴門に来てくれるとあって、とても楽しみにしていました。思っていた以上に、小巻さんは若々しく、一人舞台をパワフルに演じていて、すごいなあと感じました。ただ、松井須磨子という女優さんのことを、もっと事前に調べてから観劇したらよかったなあと反省しています。回想の場面が多かったので、少し話についていけないところがありました。でも、小巻さんの美しい声や振る舞いと、澄んだピアノの音色が今も心に残っています。

一人でどのように演じるのか、楽しみに観た。
  予想以上に充実した舞台だった。さすが舞台にかける栗原さんの熱意があふれていた。人物によって声を使い分ける、その多様さ、織り込まれる歌の数々、年齢を感じさせない美しさと動き、どれをとっても見応えある素晴らしい舞台だった。自立しようとする女性たちを演じる松井須磨子自身が自立しようともがく女性であったし、その須磨子を演じる栗原小巻さん自身が女優として情熱をいっぱい傾けて演じている姿にぐっと惹きつけられた。

「松井須磨子」について何も知らなかった。短いけれど波乱に満ち、自死を殉死とする一途さを当時の人々はどう受け止めていたのだろうか? 劇中劇があり戸惑ったが、これから「カチューシャの唄」を聞くと、和服の栗原小巻さんの姿をきっと思い出すと思う。

幼少のころ、ゴンドラの唄「いのち短し、恋せよ乙女」は、母がよく唱っていた。その頃の松井須磨子の名は知る由もなし、しかし私の心を和ませてくれていたようで、何度も唱ってもらった思い出がある。本日のエイコーン公演、松井須磨子こと栗原小巻の演じる姿は優雅で、心をうばわれる思いで観劇することができた。

往年の美人、人気女優である栗原小巻、今どのように?そんな関心も持っての観劇でした。 演技は静かで上品な仕草の中にも新しい芸術開拓への深い情熱、新しい時代への女性変革を願う須磨子の強い気持ちがにじみ出ていて素晴らしかったです。情感を込めて朗々と歌う「ゴンドラの唄」、「カチューシャの唄」、スリムな身体で軽やかに踏むステップ、長い台詞も淀みなく舞台を一人で演じ切った若さ、さすがにベテラン女優の貫禄でした。ピアノの音色がいい雰囲気を醸し出していました。

抱月と須磨子の悲恋の部分も多く描かれているのかなとやや甘い話も想像していましたが、まったくちがっていて、どこを切っても、あの時代に(又は、「人形の家」が書かれた時代に…)“人間”として生きたい、認められたいという女性の叫びや気概があふれた、迫力ある内容だったと思います。反面、小巻さんの透き通るような綺麗な歌声や美しいダンス、そして全編とおしたエレガントなたたずまいには目を奪われ、須磨子の、ノラの、そして小巻さんの(?)強いメッセージとの対比も素晴らしかったです。

すごく良かった!感動のるつぼ!
  自分の青春時代を思い出し、もう、一緒に歌いたいほど感動しました。ピアノも心地よく響き、とてもよかったです。内容はすべて知っていて、親近感があり、自分の多感な時代の思い出と相まって、人一倍楽しめたように思います。小巻さんは、独り舞台でよくあれだけ演じられるものと、そこにも感銘を受けました。

とても良かったです。

内容は私にとって少し難しかったですが、約1時間半の小巻さんの独演での語りと踊りは非常に迫力があり見入ってしまいました。青いスカートで踊られるシーンは短い間でしたがとても印象的でした。

「須磨子」「劇中劇のノラ」「小巻さん」が重なって、受取り方がいくつもある、人によっても受取方が違うお芝居で、難しくもありましたが、演じる小巻さんの女優魂というか情熱を感じました。
  どこかで、衣裳が小巻さん(プロデュース?デザイン?)となっていたのを見た気がしましたが、小巻さんが着る、あの衣装のデザイン、雰囲気、質感、色等、すべて素敵でした。あの時代に、あんな服を着て見たかったですね〜。

いい作品でした。やはり熟練した小巻さんはさながら松井須磨子そのもののようでした。

大変良かったです。なんといっても栗原小巻が美しすぎです。洗練された美しさというか、内なる美しさというか・・・

一人芝居での演技力の高さに、さすが栗原小巻さんだなと思いました。歌もピアノ演奏もとても良かったです。

暗い舞台に歌と台詞のみの芝居、闇夜に灯台の灯りが映し出す松井須磨子さんは私には見えないまま終わりました。

場面がコロコロ変わるので、お話の内容についていけませんでした。栗原さんのお声と立ち姿は素敵でした。

かつては男性のアイドル的存在としてテレビドラマや映画で大活躍し、吉永小百合と人気を二分した大女優「栗原小巻」。主軸を舞台に移し、中年以降すっかり表舞台から姿を見ることができなくなっていたので、今回の例会をコマキストの一人として大変楽しみにしていました。  
  年齢を重ねて円熟味が増した演技、今なお美しい容姿、劇中に着替えた自分でデザインした衣装の美しさ、ゴンドラの唄やカチューシャの唄の生歌の素晴らしさ、どれもこれも感動、感動の連続でした。ピアニストの城所さんのやわらかでメリハリのきいたピアノ演奏にも感動しました。

松井須磨子さんを知らない年代の私たちにとって、女優として、女としての彼女を少しだけ知ることが出来ました。少し声が聞き取りにくい感じがありましたが、歌声がとても素敵でピアノの音に癒されました。

声が聞き取りにくかった。だからストーリーが良く分からなかった。

ストーリーは機関紙の解説どおりで、聞き取りづらさはそれでカバーできた。歌声は高い音域まで出て、情感がこめられていてとても良かった。さすが役者だと感じた。
  役者の声が聞き取りにくい時はアシストホンを、遠くで見にくい時はオペラグラスを会員証のデポジットで借りるようサークル員には助言した。
  翌日の鳴門駅でのお見送り時では、参加した会員さんすべてに、小巻さん自らの握手で応えてくれた。またプラット・ホームまで行くと、わざわざ車両から出てこられて、出発間際まで歓談することができた。とてもラッキーだった。鳴門市民劇場の会員であることに、とても感謝です。

鳴門市民劇場へは16年ぶりとのことだけど、小巻さんは変わらず輝いておられた。
  城所潔さんのピアノに合わせ劇中歌として、おなじみの唄が歌われたが、小巻さんの声の美しさ、歌の情感あるれる歌い方に感動した。前例会新会員をゲットしたおかげで、かぶりつきの最前列の席で一人芝居を堪能させてもらったが、構成・演出の加来英治脚本は10景から成るとのこと。「人形の家」のノラ、「復活」のカチューシャなどの表現、衣装の転換など、最初はなかなかついていけなかったが、新劇女優としての松井須磨子の芸術人生を演じられるのは、小巻さんに相応しいものと思った。

鳴門例会カーテンコール

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