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Be My Baby〜いとしのベイビー〜

加藤健一事務所公演

鳴門市民劇場2016年3月18日例会 感想集

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鳴門例会カーテンコール

観劇しながら、劇自体はドタバタで、簡単に養子縁組が成り立つところに不条理を感じたが、どこの世界、どの時代においても成り立つと思った。観劇前、劇団発行の「小冊子」情報から、1963年の時代背景や国と国どおしの慣習なども、この劇の重要要素だと考えた。いい意味で見事に裏切られた。肩肘張らず、お気楽に、人間関係の機微で観ればいいとは、後刻気づいたことだった(^_^;;
  その昔、アメリカ東部アパラチア山中の避暑地で体験した「笑い」への理解不能というトラウマが蘇る。南北戦争をモチーフにした馬も多数登場するショーの前座で、漫才みたいなトーキング・ショーを初体験した。周りにいる米国人は、その芸人の一挙手一投足、特に言葉に反応して大爆笑の連続・・・ それがわからない私は、ひとり落ち込んだ。ノー天気な国民性だから、ノウ天気に受け取ればよかったのだろう。
  これまで、ちと小難しい劇を観すぎたかなと・・・ 反省しきり(^_^;; (^_^;;
  一方、ロビー交流会など加藤健一さんはじめ役者のみなさんのサービス精神には感服!実は、開場直前のロビー円陣での成果報告会にも3加藤さんが出てくれた。(カトケンさん、忍さん、義宗さん)最後にクリア万歳と劇の成功を祈って、繋いだ手を一緒に挙げて、「Be My Baby!!」と歓声をあげたのもいい思い出になった。メインの演劇以上に、その前後の演劇周辺体験に満足した。どうもありがとうございました。

初めての劇で肩に力が入っていたけどその事を忘れてしまうぐらい引き込まれて楽しくて笑わせてもらいました。なのに最後には感動して目がウルウルしてしまいました。最後に舞台の片付けをさせてもらい二重に楽しい経験をさせてもらって是非観に来ていただいてるお客様にも経験してもらいたいと思いました。

楽しかったです。加藤健一事務所はいつも期待通りです。

久し振りのカトケン事務所の演劇を楽しんだ。高畑淳子さんの娘さんの高畑こと美さん、はじめてお目にかかった。将来は加藤健一さん父子みたいに母娘共演の舞台も観てみたい。スタッフの方の舞台装置(転換?)ご苦労さま!
  ストーリーは賑やかで、ラストはハッピーに。観劇しがいのあるものでした。阿知波さん、テレビで観るより素敵でした。二人の役者さんの早変わりも見応えありました。交流会も、キャスト全員登場で温かい交流ができ良かったです。

阿知波さんのウェディングドレスよく似合ってました。スタイルいいですね。舞台はハイカラで、音楽が素敵でした。

あまり笑うことの少なかったこの頃、今夜はとてもよく笑いました。当番だったので席もよく、役者さんの表情もはっきりと見え、楽しませていただきました。加藤健一さんは少しいいかげんな男性の役のように思いましたが、・・・なにせラブコメディーなので・・・なんのなんのとても誠実な方です。終演後の片付けをしているところへお見えになり、「加藤健一です」と挨拶をしてくださり、しばらくおいでました。舞台で拝見するより少し小柄な方でしたよ。阿知波さんのウェディング姿も素敵でしたね。最後に客席にプレゼントされた花束を、同じサークルの方がキャッチし、羨ましいやら、嬉しいやらでした。  

とにかく楽しかった。何度も何度もケラケラ笑った。
  犬猿の仲だったジョンとモードが赤ちゃんを通じて互いに思い合うようになっていく変化を心地よく感じることができた。

鳴門例会カーテンコール

ある程度内容はわかっていましたが、どのように演じるかは観ないと分かりませんので楽しみにしていたのですが想像以上に面白くてずっと笑っていました。あまり笑うことが少ない日々、久しぶりに笑った気がします。大変面白く見させていただきました! よかったです。

最初から最後まで笑ってました。一人が何役もこなしているのが、大変だなあと思ってみてました。でも上手に演技してみせてくれて観客も一緒になって笑わせてくれて、とても面白くて心が豊かになりました。とても良かったです。喜劇は最高です!また楽しみにしています。

カトケンワールドにどっぷりと浸り、思う存分楽しませてもらいました。加藤忍さんの8役、粟野史浩さんの9役も“びっくりポン”でした。

加藤健一さんのお芝居は、いつも楽しく観させていただいています。今回も、加藤忍さんの8役、栗野史浩さんの9役の変装は、どう変えるかが楽しみでした。大変面白かったのがお婆さん役で、なかなかなものでした。すごく楽しく観劇することが出来ました。

ドタバタでありながら終わりは心がほっこりとなる芝居だった。黒子が舞台装置を動かす(しかも姿が見え隠れ)という斬新な演出が面白かった。スコットランドの訛りが日本の方言(九州?東北?)で表現されているのは苦肉の策?(といっても映画の吹き替えで、黒人の言葉を田舎弁で、たとえば「オラー・・・だべ」とよく言ったりするが、それは良いのか悪いのか、いつも疑問視しているが)。
  8役、9役も演じるのは、ある意味役者冥利に尽きると思う。内容の本筋とは関係ないが、ジョンが好きな本を好きな音楽を聴きながら読んで過ごす至福のひととき、それは万人共通の「趣味という幸せ」を表しているようで、心に残るシーンだった。

若いカップルの行動は50年前も今も変わらないなあと思います。年輩二人は、赤ちゃんが可愛すぎて結婚することに。赤ちゃんは二人のキューピット、楽しかったです。腰の曲がった老人役の加藤忍さん、すごいなあと思いました。

車、飛行機、船の動きや景色、建物の動きを人の力でリアルに表現し、舞台装置を場面に合わせ、すばやく変えたり、一人が何役もこなし、すごかったです。最初から最後まで笑わせてもらいました。鳴門で素晴らしい舞台が観られて幸せでした。

加藤さんと阿知波さんの衝突や絡みがとても面白かった。Babyをめぐる二人の態度や情景に、笑いが絶えることなく、久々に喜劇を堪能しました。9役を演じた粟野さん、8役の加藤忍さん、素晴らしかった。若いカップルの加藤さん高畑さんもそれぞれ息子さん、淳子さんの娘さんという視点で観てしまったのですが、伸び伸びとして良かったです。

ジョンとモードの喧嘩口調の掛け合いが、とにかく面白かったです。若さという力技で全ても超えていこうとする若者世代、経験を重ねて常識やしがらみに囚われがちな熟年世代、生まれたばかりの無垢な赤ちゃんのミランダの可愛らしさにメロメロになって、微笑ましいかぎりでした。ラストは皆が幸せにおさまって、素敵な舞台でした。背景の軽快なイラストのセットも懐かしい音楽も楽しさを盛り上げてくれました。

メルヘンチックな書き割りの絵が、スコットランドの貴族とはイメージが合わないと思っていたら、赤ちゃんが重要な役割を果たしていて・・・・歴史や伝統、宗教等、価値観が人それぞれ違うのが当たり前の社会にあって、誰にとっても重要な、新たな命という絆で結ばれていくストーリーにとても楽しめました。阿知波さんのスタイルの良さや早変わりに、さすがと感心しましたし、良い作品を見せてもらったと、気持ちがほっこりしました。

とても面白くて2時間余りが、あっという間に過ぎてしまいました。加藤健一さん、阿知波さん共に、魅力的で若々しく、ドレスがとても素敵でした。きっとやさしい、赤ちゃんの両親になれたことでしょう。

犬猿の仲だった二人がサンフランシスコへの旅及びそこでの生後二週間の養子を育てることを通じ、Babyと離れがたくなり、しかも夫婦でないと一緒に養子を育てられないという状況で結婚という大どんでん返し、しかも若い二人が養子を育てられないという棚からボタモチ式のラッキーな展開となり希望がかなえられるというストーリーは笑いの中に理解しやすいもので大いに楽しめた。また一人8役、9役というすごさ、裏表を回転させたり、移動させたりするセットの工夫にも感心した。

映画「母と暮らせば」を観ていたので、加藤健一さんの熟練の舞台演技が生で見られるのを楽しみにしていました。加藤健一さんと阿知波悟美さんの掛け合いが面白く楽しくて、あっという間の2時間でした。また60年代のポップスのBGMも大変懐かしい感じでした。一人8役、9役の早変わりにも感心しました。

ストーリーの奇想天外の展開に引き込まれ、後半はドキドキ、ワクワクの連続でした。最後はどんな結末になるのだろう、あれこれと想像しながら、「やっぱり」のあらすじにホットしました。一人で何役もこなすすごさにもビックリポンです。舞台裏は出来るだけ見せないように暗転の舞台が多いのですが、黒いTシャツの人が堂々と舞台装置を変えていく、まさに常識をはずれた発想の転換にとても新鮮さを感じました。「加藤健一事務所の芝居はおもしろい」という確信を決して裏切らないバージョンアップの観劇でした。

スコットランドとイングランドの生活習慣の違いの中で起こるジョンとモードのすれ違いとそれぞれの思い。その二人に育てられた若夫婦の相対的な立場。笑いの中にこめられた深い言葉を理解できた場面もあったが、会場の笑いについていけないことも多々あった(少々ショック)。

よく笑い、あっという間の終演でした。楽しかった。もう一度観たい。

前半はやや解説的で、あまり面白く感じなかったのですが、後半は子どもに関わってのジョンとモードの言葉が大変面白く、結末の展開も納得のいくものでした。

鳴門例会カーテンコール

久し振りにお腹の底から笑わせて頂きました。その後は何かの飲み物の様にスカットしていました。徳島での観劇は3度目ですが、ゆったりとした感じです。でも、その後に残る感情は、観劇熱は断然鳴門と感じました。19日にビジネスホテル鳴門でお見送りさせて頂きましたが、役者さんてなんでそんなにスマートなの?あのエネルギーは何処から来るの?おみ足の細いのにはビックリポンです。ラストシーンのベイビーが手を叩いていたのは、阿知波さんのアイディアで、自分が中に手を入れて叩いていたそうです。再度、絶妙のコンビで楽しいお芝居を観たいものです。会員数のクリアが出来て最高!本当に皆様お疲れさまでございました。

大変面白く、自然に笑ってしまった。しかも、ほのぼのと温かく、人をみんな好きになるようなコメディであった。
@スコットランド独特の文化と頑固振りのジョン。ロンドン子のモード叔母さんはじめ登場人物が全て個性的。若い新婚カップルの男女バランス関係。それぞれの後見人のオジとオバの性格的反発関係・・・どこにでもありそうな。ところが知らぬ間に脇役が主役になり、その性格の真面目さ、年季の入り方にウンウンとうなずく。スコットランド、ロンドン、サンフランシスコを股にかけ、夫々の風土や社会も垣間見ることが出来た。
A出演俳優さん6人は全員精鋭揃い(一人8役、9役も光った)。ストーリーの展開テンポと動きの表現がアチコチに工夫されていて、裏方さんは大変だなと思いつつ、スピードとのりに感心、おかしさがこみ上げてきた。全体として、個性を悪びれず自然な表現のすばらしさ。赤ちゃんへの純粋な愛、全く性格の違う隣人を認め合う寛容さ、信仰心が貫かれていて気持ちの良い喜劇であった。
B事前の加藤健一講演会、後のロビー交流会で、常に演劇に真面目に向き合い、日々鍛錬努力されている様子を知った。エールを送りたい。

登場人物の個性が豊かでとても楽しい作品でした。ジョンとモードが不器用ながらも心を通わせ、ふたりの形を築いていく様子に心温まりました。

何はともあれ、ジョンとモードのハッピーエンドに乾杯!やったぜベイビ! こちらもハッピーな気持ちにさせてくれる、泣き笑いの終幕であった。加藤健一と阿知波悟美のコンビは素晴らしかった。また観たいものである。8役を演じた加藤忍のレパートリーの広さにも驚かされた。表に出てきて動き回る黒子は、テンポの早い舞台展開と合わせて新鮮であった。

今まで観た加藤健一事務所の作品の中では一番“にぎやか度”(ドタバタ感…?)が大きく、最初ちょっと戸惑いを感じました。でもやっぱりカトケンさん。そしてそれに加えて今回は阿知波さんも加わって、卓越した演技にグイグイ引き込まれて、一個一個の表情やしぐさや台詞のとりこになっていきました。外国ものであるがゆえの、ケンカしていてもユーモアが出てくるところ、いいなあ〜と思ったり(そうありたいもの…)、カトケンさんの、思わぬ“方言”による台詞回し、味があるなあ〜(日本語なのに、不思議と、行ったこともないスコットランドの片田舎のにおいが…)と思ったり。海外が舞台の話なのに違和感がまったくないのは、加藤健一事務所の作品作りでいつもすごいと思うところです。もちろん若いお二人はカッコよく、かわいく、そして「八変化」「九変化」のお二人の達人ぶりはみたことないほど印象的でした。
  笑うとやっぱり心が軽くなる!面白かったです。

残念ながら辛口コメントになりました。
  3月例会「Be My Baby」は、演技力、設営等100点満点です。でも心に残るシーンが無かったように思えました。
  なんでだろう。なんでだろうと繰り返し、シーンを確認しましたが、ホーム痛快コメディだから言葉のキャッチボールで観客を笑わす舞台だったからと思いました。
  私は痛快アクション、ファンタジックの世界、ミュージカル、スパイスの効いた愛憎劇が大好きだからホームドラマ的なものは心に響かないのです。韓国ドラマ中毒になっているから余計に感じるのかもしれない。
  でも救いだったのは、ロビー交流会。俳優さん、女優さんと直接接して、何役もこなした話を聞いて素晴らしいと感じました。特に加藤 忍さんのナース役、おばあさん役は見ごたえがありました。
  みなさんお忙しいと思いますが、是非ロビー交流会で俳優さん、女優さんを間近に見て話を聞いてください。違った側面が見られていいですよ。市民劇場のいいところはロビー交流会をしていただけるところだと思いました。

目の前で加藤健一さんの存在感のある演技を見ることができて楽しかったです。
  また、旅を通じてジョン・キャンベルさんと、モード・キンチさんが互いに惹かれていく様子がコミカルに描かれていて楽しかったです。一人の役者が複数の個性のある役を演じているところが印象的でした。
  スコットランドとイングランドの歴史的時代背景があるのに加えさらにそれぞれ出身の二人がアメリカで共同するという設定にはすばらしいものを感じました。

6名の出演者はえりすぐりの役者でありました。
  加藤健一の息子さんと高畑淳子さんの娘さんは美男美女でしたし、観劇後のトークもよかったです。

赤ちゃんを中心にそれぞれの巡り逢い、入れ違いのドラマがあって面白かったです。

鳴門例会カーテンコール
鳴門例会カーテンコール写真は劇団の許可を得て鳴門市民劇場Webページ作成委員が撮影しています。

E-mailでのお問い合わせは、         鳴門市民劇場ホームページ
nrt-geki@mc.pikara.ne.jp
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