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ハムレット

劇団東演公演

鳴門市民劇場2013年7月15日例会 感想集

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鳴門例会カーテンコール

今回のハムレットはシェークスピア作なので、予め説明文などで予備知識をもっていた。お芝居の最初のところに、今までの流れの説明のシーンがある。役者さんのせりふで、何を言っているのか予備知識のお陰ですぐ理解できた。それからが予備知識のストーリーの流れである。毒殺された父の復讐劇であり、ハムレットも最期に剣に倒れるという悲劇でもある。
  感心するのは狭い舞台をフルに使い広く大きい舞台のように見せているところ。また、タップダンスの要素もありミュージカル仕立てにも見せている点である。
  そしてスピード感の演出などが心に残る。
  特に、観劇の中では、ハムレット役の南條さんの澄んだ大きい声であった。お芝居を盛り上げると同時に主役の存在感を醸し出していた。
  一般的には、悲劇であるといえば暗く陰湿とした感は否めないものであるが、このハムレットは俳優の皆さんの個性からくる陽気さがそれを打ち消していたように思った。
  当番サークルでもあり、次の日にお見送りに行った。劇団のお世話役の方に「お見送りに来ました」とお話したところ、横に居たロシアの俳優さんが握手を求めて下さった。改めて文化の違いを感じた。主役の南條さんと立ち話ではあったがお話も出来た。今時の若者であるが、人との話し方といい、気配りは主役さんの風格があるように思えた。短い時間ではあったが、楽しいひと時であった。
  楽しく当番・観劇できたと思います。

劇を知っている人でシェークスピアを知らない人は殆どいないと思う。私が初めて映画館で見た映画は「ロミオとジュリエット」で中学生の時だった。感動のあまりもう1回見ていたところ、帰りが遅い事に心配した親から映画館に電話がかかり2回目の途中で泣く泣く帰ったことを思い出した。
  「ハムレット」はあまりにも有名だが、ストーリーは殆ど知らなかった。王家内の骨肉の争いから起こる悲劇には、共感できるところが少なかった。ただ、光と闇と音を駆使した演出は舞台ならではの迫力があった。

役者さんの演技の迫力、衣裳、音楽、音、光…どれをとっても本当によかったです。引きこまれました
  3時間ってこんなに短かったんですね。楽しめました。
  ありがとうございます。

たたみかけるテンポのあるストーリー展開と異色の演出で息もつかせぬ3時間だった。
  アクティヴな「ハムレット」にエールと感謝を送ります。
  また次回の芝居が楽しみになりました。どうもありがとうございました。

斬新な演出でよかった。シェークスピアにロシア語のセリフ?と少し違和感を感じた。日本語にはさまれた部分のセリフは私的解釈で何となくわかった(つもり)が最後のシーンでは、やはり字幕がほしかった。迫力・覚悟は伝わってきたのだけれど……。

一寸むつかしいかな?と思い乍ら昨年に引き続き中2の孫も参加させていただきました。帰り道「良かった。昨年観た主題歌、歌えるよ」と楽園の主題歌を歌いだしたのでびっくりしました。
  若い頃から本物の芸術・文化に親しむことの大切さを思います。入会させるか否か、今悩んでいます。

あまりにも有名な古典の演題を斬新な演出で表現した舞台でした。
  振りとセリフ、音楽、エキセントリックサークル舞踊、ライティングが連携してきれのよい、不思議な舞台を作り上げてました。
  ただ、所々でセリフが聞きとりにくいところがありました。
  舞台からは、特に前半、物語を追っていくことがなかなか難しかったです。
  このような古典を楽しむには、あらかじめ頭の中に筋書が入っていることが必須と感じました。そう考えると、あらすじの理解が不十分なまま観劇して、消化不良な見方をしました。

ハムレットについては「生か死か、それが問題だ」があまりにも有名で、大声を張り上げるシェークスピアの代表的悲劇…
  勝手に自分でイメージし知ったつもりで実は全く知らなかった。
  今回、世界的監督・演出の「ハムレット」を観ることができて幸運だった。
  大勢の出演者たちが一糸乱れず、活力溢れる舞台を見て、その迫力と深さにひきつけられた。演出が素晴らしかったのか。俳優達のひたむきな演技に感動したのか、北欧の宮廷らしい衣裳、ところ狭しと舞台いっぱいに踊る俳優達、無駄のない舞台:大きな柱と照明灯の巧みさ、ピッタリ合ってスピードと緊張ある音楽と合唱、最後の決闘場面で剣を抜き、交える音が非常に鋭く思わずビクッとさせられた。
  しかし何と言っても圧巻は俳優達の真剣に大声で叫ぶ心の台詞だろう、日本のおとなしい演劇には見られない演技とスピード迫力があった。
  日本では戦国〜徳川幕府開府:侘び茶、枯山水やお国歌舞伎走りの時代、イギリスでなぜこんな濃密な演劇が完成されたのか?時代背景も知りたくなったし、四大悲劇等他のシェークスピア劇も観てみたくなった。

大勢のダンスがユニークであり、暗いシーンの中に観どころがあった

シンプルな舞台装置、ダンスを多用した筋運び、照明によって色彩に変化を見せるモノトーンの衣裳。運命が扉を叩くような振付けと心地よい音楽で展開するハムレットは上演時間の長さを感じさせぬスピード感あふれる物になり片時も目が離せぬものになった。
  シェークスピアの四大悲劇の中では、最も自身から遠い悲劇と感じていたハムレットだがそれはいきなり犯罪被害者、遺族にならなかった幸せからと今回初めてそう思った。
  外国語は総じてそうだが特に今回のロシア語のせりふはすごく早口だなあと思った。
  シェークスピア時代の観客はその悲劇性を楽しんだのだろうか……。現在が苦境にあればこそ架空の舞台ではハッピーエンドを望みたいのは私だけであろうか?

前回に続き、舞台装置はシンプルで、想像力を働かせるものでした。ただ、メインテーマは復讐劇ということでわかりやすかったです。  シェークスピア劇はセリフが長くて早口でまくしたてるので聞き取りにくいところもありましたが、迫力が感じられました。

エネルギシュな演技に元気をもらう舞台でした。早口のおしゃべりが聞きづらかったのが残念でした。

少し早口であったので理解しにくかった。
  若い人が多かったので迫力があり、動作も良くキビキビしていていつもと違う感動をしました。
  ありがとうございました。

肉親への非道い仕打ちという視点でみると、叔父とハムレットの関係は、ハムレットとレアティーズの関係に重なるところがあり、いわゆる「憎しみの連鎖」はこんな前の時代からテーマだったんだと感じました。
  今回、舞台が特に綺麗で明るく、客席側が暗いことからか、なんとなく、人間世界を観る神の視点のような感じがしました。ですので、“人間はまったく進歩しないな”という呆れ交じりのため息と、舞台演出へのため息が交互に出ました(笑)。
  その意味でもレアティーズの役者さんが外国語のみで、雰囲気でしか会話内容がわからなかったのが残念でした。
  (もう一名はハムレット友人その2だったので、特に支障はなかったのですが…)
  舞台は関係者全員の死をもって、「あとは、沈黙」となりましたが、現実世界の連鎖も早く「あとは、沈黙」して欲しいものです。
  「水辺にたゆたうオフィーリア」の絵は大塚美術館にありますので、機会があれば、是非ごらんください。

表情や台詞の言い方など、場面によって変化するので、自分たちもその場面にすいこまれた気分で見ることができました。初めて見たのですが迫力があり、また見たいと思いました。このような鑑賞会を開いてくださりありがとうございました。

とても壮大な舞台だなあと思いました。音響や照明もとてもこっていらして、練習量の多さも感じました。役者さんとスタッフさんの連携がとても取れていらっしゃるんでしょうなぁと思いました。
  舞台装置も「ハムレット」という舞台をする上で考えられたものと思い、もっといろんなものも見てみたいと思いました。役者さんの演技はステキでした。(ハートマーク) 音とかぶると聞き取りづらかったですが(汗)すてきな舞台でしたーー!!

鳴門例会カーテンコール

劇は初めて見たので、迫力に圧倒されました。
  ハムレットには前から興味があったので見れて良かったです。小説を読んでみようと思いました。
  またこのような機会があればぜひ劇を見に来たい。

演じられている方の表情が豊かすぎてすごいと思いました。踊りも全員がぴったりそろっていて心に残りました。音楽が限られた何曲かの中で使い分けていてすごいと思いました。

復讐からは残酷な世界しか生まれないんだなと思った。
  復讐の過程には犠牲や悲しみが生まれて、結局は良くなることは少ないのかなと思った。
  とても圧倒されて感動しました。

ハムレット 最高! また見たい!

前のほうの席で見れて良かった。
  また行きたいと思いました。

少し内容が難しくて、はじめは全然わからなかったけど、だんだん分かってきて、面白い場面もあったりして楽しませてもらいました。
  劇には興味があるので、また機会があれば見に行きたいなと思いました。

元々、シェークスピアの作品は好きで本を読んだりはしていたのですが、劇として見ると違った感じがして新鮮でした。
  小さな舞台だったのに迫力があって驚きました。表現の仕方によって、こんなにも作品の表情が変化していくのかと思いました。
  機会があればぜひ見たいものです。

迫力があって、とても感動した。
  また見に行きたいと思う。

初めて劇を見ました。
  とても迫力があったし、とても楽しかったです。また見たいと思いました。ありがとうございました。

ハムレット役の人の演技の迫力がすごかったです.狂人を演じるにあったって、どんなことに気をつけたのか知りたいです。

迫力があって見ごたえがあった。
  大学受かったらぜひまた見たい。

演劇というものを過去に1回も見たことがなかったので、とても新鮮でした。
  プロの役者さんの演技はすごく迫力があって、最後まで楽しい時間を過ごせました。また見たいと思いました。

とてもよかったです。久しぶりに演劇を観て、またしたくなりました。
  あんなに広い舞台で声がとても通っていて飽きることなく、ずっと集中して見ることが出来ました。
  ほんとに、いい勉強になりました。

運営当番としての例会観劇であった。運営当番としての仕事はこなしたと思っているが、お誘いが成功しなかったので気が重かったが、他のサークルが頑張ってくれて、クリア例会となって良かった。
  搬入の時からどんな舞台装置になるのかと期待していたがシンプルな中にも、シェークスピアの四大悲劇の一つの「ハムレット」の舞台とされているデンマークの城の雰囲気が出ていたように思う。
  演出ベリャーコーヴィッチと東演の関係が200円のリーフレットの中で今は亡き、木山潔さんが書かれている文でよくわかった。
  異国との演劇交流の舞台もみられる喜び、市民劇場の奥の深さを知った観劇であったが感想は「ふつう」でした。

先ず、リズミカルな音楽と迫力ある動きに圧倒され思わず息を呑みました。
  次々と繰り広げられる場面は軽快かつ厳粛で私の目は釘付けになりました。
  ミュージカルやオペラとは違った舞台になんとも言えぬ魅力を感じたのですが、この舞台は後方の席から鑑賞したほうが、もっと良かったかも知れないと思いました。

ロシアと日本の表現方法のちがいを感じた。(身振り、手振りの大きさ等)なぜロシア人が二人入り、ロシア語で話す必要があるのだろう。せりふが途切れ(筋は知っているといえ)観る側も一瞬意識が途切れてしまう。日本人・日本語でやってほしいと思った。
  また音響が大きすぎ、せりふが聞こえないところがよくあった。それらを差し引いても迫力ある芝居で集中して観た。

難しいの一言です。
  前もってストーリーをある程度把握、理解しておればそれなりに楽しめたと思いますが、勉強不足でした。

ハムレット良かったです。
  音楽と踊りの調和が大変すばらしいです。
  初めて西洋舞台を観ました。迫力があり、ダイナミックでした。
  相当練習しないとすばらしい演技はできないですよね。感激を頂きました。
  市民劇場に参加していろいろな文化に触れる機会が出来て感謝しております。
  これからも楽しみにしております。

歌を交えたミュージカル風の演劇をイメージしていたがまったく予想と違っていた。歌舞伎の要素が入っているように感じ、リズムな動きが心地よく感じた。ハムレットをまったく知らず本演劇を見たが、期待したほどのストーリーではなかったのが残念。もっと感動的なものと思っていた。

名作を見ることができて「大変よかった」
  デンマーク王家の主要な人物がみんな死んでしまう結末に絶望的な気持ちになりました。父が暗殺されたことや、父を殺した叔父と母が再婚したことが許せず、ハムレットは大変なショックを受けたと思いますが、そこからの転落の人生が悲惨でした。狂ったふりをしていたようですが、実際、理不尽な世の中への不満も言っていましたし、母への態度も、オフィーリアへ尼寺へ行け、という暴言もひどいものでした。そして、結果的に王家を滅亡させてしまう結末に導いてしまったのは、やはりハムレットには狂気があったのだと思います。青年期の悩みが行き過ぎた感じというか、危うい人物だと思いました。
  最後、決闘で死にかけているレアティーズにハムレットが問いただす場面で、おそらく重要なことを告白しているレアティーズのセリフがロシア語で、全く状況が分からなかったのには、笑ってしまいました。

「ハムレット」については、作者がシェークスピアだということ以外は知識が無かったので、何となく観ているうちに終わったという感じであった。加えて、空調の設定温度が低いせいか寒すぎて、最後の方は演劇に集中するどころではなかった。

“シェイクスピア通”には、膨大な台詞が朗々と詠われるところが醍醐味なのでしょうけども、“通”でない私にとっては、今回の斬新な演出の方が、惹かれるものがありました。光と音の効果はもちろん評判どおりでしたが、それに勝るとも劣らず、あの、殆ど何もない舞台セットの中、人間の塊(台詞を言っている人以外、バックで動く人たちです)の動きで、台詞を喋る主人公たちの心情を表現している(そんな風に、自分にはみえました)ところが、観る者に新たな手法で刺激を与えてくれたかなと…。
  一方、作品の中身はやはり…“シェイクスピア通”でない者にとっては面白さがあまりわかりませんでした。フィクションであっても何かしら自分の世界に通じるところがみつかって、共感でき得るものがあって、そこに創作の世界の楽しさがあるのですが(たいていの場合は想像力を働かせて、うまくいくのですけど)、親族の殺し合い、壊れていく精神などの展開の中、どんなことをメッセージとして受け止めたらいいのか、一生懸命想像しようと思っても、やっぱりよくわかりませんでした。

単にストーリーだけなら「面白くない」だけど、沢山の長いセリフや怪しげな光と影の演出は、私たちが心に持っておくべき大切な何かを暗示している様な気がした。そしていろいろと考えてみたがやはり難しくてよくわからなかった。これをきっかけに原作を読んでみようかと思う。

初シェイクスピア。1600年頃に作られた作品ということだが、「ロミオとジュリエット」と同じように古臭さは全く感じさせず、シェイクスピアは本当に天才だったんだと思った。特に活き活きとしたキャラクターがすばらしく、ハムレットのシニカルなキャラは現在の作品のダークヒーローに通じるような魅力があった。セリフ回しは時に哲学的で、訳によっては全く印象が変わるんだろうなと思った。
  脚本、演出に関しては重要な部分に疑問が残るような点もあり、その点は少し残念。最後の剣が入れ替わったシーンは、ハムレットが剣を奪い取ったようにした方がはるかに分かりやすく、その後のシーンの感情移入もしやすくなったと思う。ただテンポは良く飽きることなく観ることができた。
  ストーリー自体はかなり好きです。非常に面白かったのでまた観たい。     

さすがシェイクスピアというべきか、セリフも非常に長い大長編でしたが、役者の方々の熱演にも後押しされ、最後まで楽しむことができました。
  セットもスタイリッシュでしたが、衣装も中世と現代がまざったようなスマートな衣装で、白と黒を基調にしているからか、場面転換の際に集団で回転するシーンなど、まるで渦ができたように見えました。また、色使いがはっきりしているので、ハムレットの印象が場面ごとに白になったり黒になったりと変化し、誰が正義とも悪とも言えないところが、劇の雰囲気を強めていたと思います。
  また、どうしても気になってしまうレアティーズの外国語のままの演技ですが、あれはどういう意味があったのでしょうか?劇中では主要人物の一人であるにも関わらず、何を言っているかは分からず、また掛け合いの相手もあえて補完するわけではありませんから、レアティーズが何を思っていたのかは詳しくは分からないままです。
  その他のハムレットの学友は、言葉が通じないことをネタにアクセントにしているのかと思いましたが、レアティーズを外国の方にした意図はどうも分かりません。もちろん、俳優の方を是非使いたかった、などもあるのでしょうが、私個人としては、終盤の様々な思惑がせめぎ合う決闘のシーンを、ハムレットとクローディアスの二人の対決であることがより引き立たせる意味もあったのかと思いました。

人数も多かったせいもあるが、スケールの大きい舞台でとても良かったです。

物語は、、はっきり知らなかったので、よくわかって良かったです。迫力があり、体力がいる舞台だと感心したり、時間の長さを感じさせない演技でした。大変よかったと思います

素晴らしい大変良かったです。

若いころに、読んだイギリスの文豪シェークスピアの悲劇ハムレットのことを思い出す機会となった。劇の中心を流れる筋道には主人公であるハムレットの気質「あれこれ考えるばかりで行動的でない性格」が表現されていた、暗い舞台の中での演技に見惚れてしまった。
  原作では「To be or not to be」がはっきりと理解できて大変感動しました。

前半は少し声がききとりにくく、理解するのに時間がかかりましたが後半はどんどん引き込まれていきました。
  「ハムレット」の詳しいストーリーを知らずに観ていたので、最後はハラハラ、ドキドキでした。
  とにかくハムレットが格好良かったです。

今までにない迫力のある公演でした。最初は音量と人数に圧倒されて、ストーリーが理解できなかったが、途中から引き込まれてしまいました。

はやいテンポでキレのよい長せりふ。
  舞台装置は円筒が吊るされているだけ、衣裳も鳴りひびく音楽もよかった。
  「私と波長の合うお芝居」を見させてもらいました。ちなみに43年前の労演のハムレットは山本圭氏、オフィーリアは佐藤オリエさんでした。

「わかりやすいおしばいでは、なかったねえ。」
  「高校生がいっぱい来てくれていたけど、どう思ったのかなぁ」
  「しっかり かめなくて のみこめないってかんじだったよ。わたしとしては……」
  「若い人には、わかる劇だったのかも知れないねえ。」
  「なら、いいけど……」

セリフと音響が重なってストレスを感じていましたが、そう この演出を楽しまなくてはと、最後は楽しんでいました。

20数年前、誘われるままに生の舞台“ハムレット”を初めて観た。
  すべてが、おどろきと感動の連続で余韻がいつまでも続いた。当時のことに思いをめぐらせながら今回の舞台を観た。
  例会ごとに色々な資料を提供していただけるおかげで、かなりの情報をインプットして様々な視点で舞台を存分に堪能できる。今回は事前に資料に目を通すことができなかった。
  幕が上がり役者さんが登場、ちがう、確かにちがう、何かちがう、物語が展開するにつけ、やはり何かちがう、以前みた舞台も本当にすばらしかった。
  同じ物語でも演出や、スタッフのかかわり方、構成によって根本的にちがってくるのだ、想像力と感性を刺激し、我々におよぼす影響力のちがいに今さらながらおどろいた。
  タップを踏み、場所の移動、距離感、登場人物の喜怒哀楽、様々な光景や表情を鮮明に灼きつける。衣装・振付が統一され、洗練された雰囲気のなか一人一人が個性を主張している。
  “日露合同公演”演出V・ベリャコーヴィッチ氏「人民芸術家」の称号をもつ モスクワ・ユーゴザパト劇場、芸術監督、世界的に名を覇せた氏を今回はじめて知った。
  鳴門でこんなすごい演出の舞台に出会えたことに感謝したい。出会えたこと自体奇跡かもしれない。観劇の前にいろいろと知るべきだった。

シェークスピアの「ハムレット」「リア王」など 昔映画で見たような記憶があります。
  あれだけ舞台で歌って踊って相当な体力がなくてはしんどいと思いますが、いかがでしょうか。
  衣装や照明も眼をみはるばかりすごかったので、びっくりしました。大変よかったです。

鳴門例会カーテンコール
鳴門例会カーテンコール写真は劇団の許可を得て鳴門市民劇場Webページ作成委員が撮影しています。

は中高生の感想文


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