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「銃口」

鳴門市民劇場感想集

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鳴門例会カーテンコール

大変悲しい戦争中をテーマにしたストーリーでした。
  私も戦中派です。
  軍国主義の中を生きた人達、無意味な抵抗をする若者の様子が より理解できました。
  きびしい軍隊生活での青春時代を余儀なくされた若者の不幸が改めて身にしみました。兄の戦死を経験している私はこのドラマを観て当時の両親のかなしみを想い出し心が痛みました。

舞台とてもよかったです。
  戦争と平和を考えさせられました。

数年前に読み、すっかり忘れていましたが、物語が進むにつれ思い出しました。

せりふがはっきり聞きとれて、はじめから終りまで気持は舞台に釘付けになりました。
  質屋さんの北森家の家族の皆様が素晴らしい方達だと思いました。
  三浦綾子さんの原作と、あの舞台にまとめあげる劇団のお仕事に心から敬服します。素晴らしかったです。

先生より子供達の方が年寄りで最初なじめなかったが、長い芝居を飽きさせずに、最終のテーマまで導いてくれた。

あの狭い舞台で戦争の雰囲気がよく出ていました。
  3時間があっという間でした。

戦争というものが人を変えてしまう暗い悲しい時代を生きた人々の生きざまが心にせまってきた。実父を戦争でなくした自分にとっては、登場人物と父が重なって、どんな思いで死んでいったのか改めて、父のことを思った。顔も知らず、父のぬくもりも知らず育った自分は戦争を今まで憎んできた。憎むだけではいけない。二度と起こさない様これからも平和の大切さをうったえていきたい。“良心を失わずに生きる”こと、竜太の生き方に感動した。元教師として、竜太がこれからも良心を失わずに生きていくことを応援したい気持でいっぱいだ。

こんなにも暗くてかなしい時代があったことに胸がしめつけられる思いで観ました。二度と戦争をくり返してはならない、戦いのない平和を築いていかなければならないという思いを皆さん強くされたのではないでしょうか。
  席は後ろの方でしたが、セリフははっきり聞き取れ、それぞれの思いがビンビン伝わってきました。心に残るすばらしい劇でした。観劇が終わって、隣席のご婦人が『子供達にも観せたいですね。』と話しかけてこられましたが同感です。

戦時中の教育の様子がよく出てたと思います。心ある先生に教わった生徒の未来が、今、幸せについて考えさせられました。
  戦争のない平和な世界を!!

今、先生方のあり方が問題になっていますが、北森先生や坂部先生のような素晴らしい先生に出会った生徒は幸せですね。でも戦争て本当に残酷です。人が人でなくなり、人間の心がこわれてしまうのですね。2歳の時父が戦死した私には涙が止まりませんでした。合掌。

劇団員の方達の長時間にわたる迫力ある演技に感動しました。
  過去とは言えあのような暗くてつらい戦争は二度とあっては、ならないと感じました。
  平和の大切さを改めて痛感するとともに日頃の幸せな生活に感謝をしたいと思います。

正しいと思ったことも検挙され拷問を受けたり、地獄の様な軍隊生活、それでも良心を失わず生きようとする上官に心をうたれました。
  戦争と云う、まちがった社会をまざまざと見せつけられました。

軍歌、それに準ずる応援歌など、空で口ずさめる年代の自分に驚かされた。
  『銃口』にこめられたメッセージを現代にどう反映すべきか?
  音響効果はすばらしかった。

《返事がいいと幸せが来る》という口癖の坂部先生、その教育をうけた竜太先生、どちらも今の時代に必要な先生です。
  軍国主義・敗戦・戦後の時代を生きてきました。
  まわりにも民族衣装をまとった朝鮮人もたくさんおりました。差別はいつの時代にもあります強制執行で本国へ帰された同級生のはなしにありました。
  戦争で肉親・家族を亡くした人たちも高齢者になり戦後64年が過ぎた今暗い悲しいできごとを語り継ぐ人も少なくなりました。
  『人間はどう生きたらよいのか』という考え方が今の世の中失われているように思います。舞台での空襲・爆撃の様子、効果音など兵隊さんの服装、あの時の夜空を焦がした焼夷弾の赤い色が鮮明に脳裏に浮かび上がりました。絶対に戦争を再び繰り返してはならないと思います。
  サークル会での三浦綾子文学の説明、年表の解説、とても勉強になりました。藤田先生ご苦労様でした。これを機会に三浦文学書を再度開いてみたいと思います。

ハングル語のやり取り……意味は全くわかりませんでしたが、感動しました。(初演の時はあのシーン……日本語だったそうです。)

三浦綾子の名作を前進座の若手俳優陣が熱演した2時間半。
  国家権力にふりまわされる世相の中で、良心に忠実に生きようとする教師のけなげな姿に心を打たれた。戦争の恐ろしさ、愚かさを心に刻み、平和憲法を守ろうと心を強めた。

記憶から消し去りたい歴史。でも決して消してはいけない、語り継がなければ……。会場で高校生の姿を見た時にはなぜかホッとしました。平和の尊さを改めて感じとってほしい。
  北森竜太の「まわり道の話しは終り」のことばに涙が出ました。
  前進座のみなさま素晴らしい舞台をありがとうございました。

この例会は「銃口」というタイトルで、戦争前後の話と聞いていた。内容は想像していたものの、現代では考えられないような、言論・思想統制があったのだと痛感した。
  また、本質ではないのだろうが、「情けは人のためならず巡り巡って自分のため」がでていた。
  私は今まで「観て楽しめれば良い」というものしか眼中になく、今回のは評価の範疇外ということと思っていたが、別の尺度で考えれば、「よかった部類」かな。

返事は大きい方が良い。ころんだら起きあがれば良い。
  「良心を失わずに」が心に残りました。
  戦争反対!!

暗い、地味な作品ですが中盤あたりから引き付けられ、又、全般的に役者さんの声は大きく、特に主役の竜太役の高橋佑一郎さんの声はすばらしい、とてもすてきです。

なかなか迫力のある感動の舞台。さすが前進座、でも前進座にはやはり歌舞伎調の作品を期待したい。

“銃口”は“良心を失わずに生きること”人は、只これだけの言葉の意味をいかに理解し、実行し、一生を終えることができるのだろうか?そんな一石を投じてくれたお芝居でした。
  戦争を知らない私にも、迫真の演技と演出で過去の時代の様子がひしひしと伝わってきました。
  今も世界のどこかで悲惨な戦争やテロにより尊い命がいとも簡単に奪われています。私は世界中の人に叫びたい「無駄な戦争はやめよう。戦争は何の利益ももたらさない。負の遺産のみ!!」
  そして声を大にして伝えたい「良心を失わずに生きること」
  すばらしいお芝居をありがとうございました。

戦時下においては自由にものが言えない。自由にものがいえる今の世の中、問題もまだまだあるが少なくとも戦時下よりはましだ。
  自由にものが言えないそんな世の中にしてはいけない、劇を見ながらそんなことを思った

大変良い作品でした。俳優さん達の演技もさることながら、内容の深くて重い場面に、観るものは強く心をうたれました。
  戦争の悲惨さと人種を超えた人間としての心の温かさに心を熱くして、見入ってしまいました。
  平和の尊さを思い、あらためて後の世までも語り継がねばとの思いにかられたことです。
  よい作品をありがとうございました。

鳴門例会カーテンコール

今回は「銃口」という戦争の物語と、サークル会に出席してお話を聞きました。私は戦争の時は2才〜3才でしたので戦争は全然知りませんが、母親に大阪で暮らしていた私達家族が戦争のために鳴門にひきあげてきたんだと大人になるまで聞かされていた。
  戦争の映画、新聞などで見ていましたが、このたび市民劇場で観 劇出来るということで楽しみにして行きました。。やっぱり劇を見て戦争ということは大変だったのだなァと思いました。戦争ということを再確認して帰って来ました。
  演技者も大変すばらしかった。ありがとうございました。

会員の評価は大変よかったです。
  私は戦時中生まれで、戦争の記憶は全くないのですが、改めて戦争がもたらすさまざまな不幸な出来事を知り、二度とくりかえしてはならない、平和な世の中を切望します。

今の日本が平和でいられるのも、このような時代があったからなのですね。平和や自由を口にすることすら罪だった。自分の命でさえ自分のものでなかった。なんて恐ろしいことでしょう。
  舞台の上で銃声がした時、背すじが“ゾーッ”しました。緊迫したシーンが続いてドキドキしていると、後ろの座席のどなたか、ご年輩のかたが「いやぁー。戦争はこわいょー。いやだょー。二度とごめんだぁー。」と自然に言葉をもらし、ため息をついていました。わたしはしばらくこの言葉が耳から離れませんでした。戦争を知らない私達親子には色々なことを語りかけてくれた内容でした。ありがとうございました。

戦前・戦中の片よった事件がやはり存在していたのだとうなずく。
  照明・音響・舞台移動などよく工夫され、戦争体験のない人も実体験している位迫力があった。。
  現代の平和を感謝したいが昨今の家庭内事件、社会の殺人事件の続出、一人一人の心の教育、社会の在り方等々考えさせられる演劇でした。

よかったです。
  「今の日本は平和だなァ。」って改めて感じさせられました。

戦争を知らない私には見ていて、とても息苦しくつらいものでした。これからは、戦争のない平和な時代が続くよう願っています。

いろんな場面があって、多くの登場人物がいたと思っていましたが、最後に出てきた劇団の出演者の数が少なかったのに驚きました。(一人複数役をこなしていたのですね。)
  朝鮮の一団に見つかった時、仲間内で言い合いの場面がありましたが朝鮮語だったので全く理解できませんでした。雰囲気が掴めればよかったのでしょうか?なんといっていたのか知りたかったです。
  戦争が終わってから教師に戻ることを勧められたときに復帰を拒んだ先生の心の葛藤をじっくり見られる場面がほしかったです。(どれだけ自分が教師、教育が好きかということや、すごく復帰したいけど警察の脅しに屈した自分にその資格があるのか?と悩むところなど。)
  先生自身もすばらしい人なのだと思いますが、先生の人柄以上に先生の周りで起きた様々なエピソードがすばらしいと思いました。逃亡した朝鮮人を匿った両親、満州で先生の変わりに捕虜の死刑を執行しようとした近堂さん。特に無事に帰れたらもっと本を読みたいと言って戦死した近堂さんのような人が実際にたくさんいたんだろうなと思い、涙が出ました。

国家権力による弾圧の下でいかに良心に従って生きるか……大変重いテーマであるが、じっくり考えさせられるすばらしい舞台であった。年に一、二回はこういう作品を観たい。

毎年夏が来る度に、この例会を通じて戦争の悲惨さ、二度と起こしていけないことを思い起こさせてくれます。

ともすれば「悪の連鎖」ばかりがまかり通る世の中か……と悲観的になることも多い中、今よりずーッと過酷な状況にあってなお「善意の連鎖」もありうるんだと見せつけてくれ、やりきれない場面も多かったけども、全体として清々しい気持にさせてくれた作品でした。「弱いものいじめはいけない」「光を見失うな」「失敗をして転んでも起き上がればいい」等々……使い古された、ストレートすぎて気恥ずかしいような台詞も、劇の中でこうやってきけば、改めて、ウンウンとうなずく気持になれて、どんなときも良心と、毅然とした強い信念を失わずに生きることの美しさを思い起こすことができました。
  初めてかなぁ、長い原作を読んでからの観劇、サークル代表者会での講演でも多くの勉強をさせてもらったし、トータルで何か大きく自分の実になった気がした例会でした。

三浦綾子の銃口は重い内容の芝居ですが、さすが前進座、分かり易くきっちりと演出されていて、いい舞台でした。
  昭和一桁生まれの私は国民学校で教育勅語、軍国主義の教育を受けました。六年生で終戦を迎えましたが、戦争は忘れることが出来ない忌まわしい事実です。戦争をしている人間より知らない年代が多くなっている今、このお芝居を観て憲法九条を守ることを強く思いました。子や孫に平和の尊さを伝え語り継ぐ努力を持続したいと願っています。

自由 歌う自由 しゃべる自由 書く自由 あたりまえと思っていることがなくなる、それが戦争 あらそい 考えさせられた芝居でした。

戦争が終わって64年 本当にそんな大変な時代もあったと考えさせられました。先日も韓国の戦没者の記念公園を見たばかりでより深刻さが増しました。 竜太先生はすばらしい教師になったけど“返事がいいと幸せが来る”と教えた坂部先生は気の毒でしたね!
  舞台にのめりこみました。感動しました。やっぱり生で観るのはやめられませんね!

「とても良かった」「難しかった」「わからなかった」と様々な感想が会員さんから聞こえました。その根源は年令によって経験のちがいが、左右しているようです。自分の経験としてみているのと、フィクションのように受取るのとでは、ずいぶん違いがあると思います。少しでも戦争体験のある者が事実を語り継ぐ使命感を痛感しました。
  どっかり重いテーマが私の心の中に腰をおろした感じです。戦争を知らずに生まれた世代が大半を占める今こそ共に考えたいものです。
  前進座の力強い叫びが、いつまでも耳に残っています。
  “時代を見通す眼を”それを見極めのは至難な今を生きているのに……、といろいろ考えさせられました。

もの凄く良かったです。戦争を知らない世代には、理不尽そのものを凝縮した場面を理解して貰えたかなあと思いましたが、劇が進むにつれ、昔読んだ物語が思い出され、言語をそのままも迫力があって、面白くて、楽しみました。もちろん感銘も受けました。
  一幕の終わり、ひんしゅくをかったかもしれませんが一番に拍手しました。いい一日でした。

第一幕の教室のシーンの演出はいいと思った。わざわざ黒板、教卓、勉強机の順に並べなくても教室が再現できてる辺りが新鮮だった。
  少し話のテンポが前半部分はゆったりし過ぎじゃないかとも思う。
  近堂上等兵が好漢でした。かっこよかった。

日本が厳しい軍国主義の背景の中、時代の流れに従おうとせず、自分の考えを押し通そうとしている人々のたくましさや絆の強さに圧倒されました。
  今の自分に足りないのは意志の強さじゃないかと改めて思う事ができました。観劇できてよかったです。ありがとうございました。

戦争がいかに、苦しく悲しいものなのかひしひしと伝わってきて、今の自分の生活を考えさせる作品だった。
  今は制限や束縛というものがあまり無く、戦争を体験していない者が言うのもなんだが幸せな毎日を送っていると思う。だからこそ、拷問のシーンは一番心に残り、観ていて苦しいシーンでもあった。
  演技でも、軽い殺陣や参考になる演じ方など、とても勉強になった。特に、舞台に関しては「なるほど」と思えるものばかりで、部の方でも何か参考に出来ればと思った。

正しいことをしていても投獄される人がいて、紙切れ一枚で戦争にいかなければならなかった時代。それに比べたら現代はなんと恵まれているのか、幸せとは何かをあらためて考えさせられました。
  坂部先生と竜太が生徒に言っていた言葉、「いい返事をすると幸せがくる」あいさつができなくなっているこの時代に、ひとりでも多くの人に聞いて欲しい言葉でした。

三浦綾子の作品は氷点を読んで好きになり、塩狩峠、天北原野と読みました。この度、鳴門の例会で銃口を観る事ができて本当に嬉しかったです。
  私も小学生時代が戦争中で、運動場を開墾してさつまいもを植えたり、出征兵士のの見送り、戦死者のお迎え等……。暗い電球の下で食事をした事、ガラス窓は紙を貼り、こわれないように、本当に暗い時代でした。これからは戦争のない平和な未来が来る事を祈っています。

戦争を体験していない私にはとても衝撃的なシーンもあったり、またこんな風に赤紙が来て、家族が離ればなれになってしまうんだと心が痛んだり。ストーリーも大変感動的でしたが、役者さん達の演技のすばらしさにもまた感動しました。特に北森竜太さんの生き様に拍手を送りたくなりました。そのくらいこの作品、最高におもしろかったです!小説買ってみようかな
  戦争の無い平和な現在に感謝して、いつまでもこの平和が続きますように祈りたいです。

今回初めて観劇いたしました。特に印象に残ったのは教育勅語が読み上げられる場面です。この「銃口」を象徴した場面で、後ろの座席から役者に合わせて教育勅語を暗誦する小さな声が聞こえてきました。作品に描かれた時代に直接ふれたような気持になり、一気に演劇に引き込まれました。

戦争中は言論の自由がなかった、とはよく聞くが、よく考えて みると、こんなふうに感想を述べているだけでも誰かの目にとま り、検挙されるかもわからないとは……。そんな時代に心清く 生きることはとてもむずかしい。
  今回は徳島で観たのですが、音響がよくて初めは喜んでいたのですが、途中何度もケイタイが鳴り、私語も多く(音響の良さが裏目に出たのかもしれませんが)マナーがよくなかったと感じました。深い、よいお芝居だっただけにとても残念でした。

銃口を見終わった後は上等な幕の内弁当を味わったかのような満足感を味わいました。
  家内と良かったねと帰りの車中話ながらも、前回入会した友人が今回も仕事で来れなくて、叔母夫妻を誘ったのですが、休憩時間に帰ってしまいましたので残念でした。
  最初の掴みが欲しいと思いましたが、脚本は何度も書き直した筈ですから。最近銀座のお菓子を頂き期待して開けたらがっくり、でも食べると本物は美味しい。今までまがい物を食べていた事に初めて気付きました。
  銃口も同じですね、本物は美味しい、故里の歌や韓国語や中国のやり取り、師弟愛や夫婦愛、人類愛まで盛り込んでとても素晴らしい日本料理を頂いた、今ではそんな気がします。

残念にも三浦綾子さんの原作「銃口」を読んでいなかったが、脚本を読んで観劇にのぞんだ。簡潔な舞台装置からさまざまな場面、時代構成、北海道・満州・朝鮮へと展開していくスケールの大きい原作を表現しており、かって例会でみた2005年9月文学座、なかにし礼原作「赤い月」を思い出させた。あの時は原作・脚本とも読んでいたが、作家のねらいとするところを観劇者に感動をもって与えてくれる。脚色、演出、制作そしてキャスト、スタッフの方達のかもしだす総合芸術の素晴らしさはすごいと思う。
  生活綴方事件が起こった頃に生まれた私だが、戦後の「やまびこ学校」の取組みについては映画などで見聞きした記憶がある。生活の事実を綴ることによって、物の見方、考えかた、感じ方。生き方を育て、現実から学ばせる教育方法に共感する。憲法改正問題や海外派兵問題、世界のいたる所にみられる人と人との対決や争いの中で人間が人間らしく生きることの大切さ、平和であることの大切さをつくづく思う。又、一年の中でもっとも平和を願う機会の多い7、8月の季節の例会としてふさわしかったと思う。
  前進座は時代物のイメージがあったが、現代物人間愛にみちあふれたテーマ追求の骨太な劇団役者さんの熱演が伝わり嬉しかった。徳島出身の山崎辰三郎さんが在団されているだけでも大いに応援したい。

遠い昔のことや、外国での出来事でなく、ほんの6、70年前のまぎれもない日本の姿ということを、しっかりと胸に刻み込まされた作品でした。
  大きな犠牲のもとに今の自由があるということを夏が巡ってくるたびに思い起こし、感謝したいと思う。そして平和の大切さを次世代の人たちに伝えてゆかねばとも思う。 劇団手作りの飛び出すパンフレット

鳴門例会カーテンコール
鳴門例会カーテンコール写真は劇団の許可を得て鳴門市民劇場Webページ作成委員が撮影しています。

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nrt-geki@mc.pikara.ne.jp
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