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「林の中のナポリ」

鳴門市民劇場感想集

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鳴門例会カーテンコール

ちょっと遅れたので、後ろでの観劇でしたが、セリフがとてもはっきりと聞こえて、おちついたいいお芝居だったと思いました。私も「林の中のナポリ」へ行ってお野菜中心のイタリア料理を食べたいです。

すばらしい感動的な舞台でした。

お彼岸さんも手伝って今回はあかりグループは欠席者が多く大変に残念でした。
  樫山文枝さんのおばあちゃん役がとっても印象的で、昔テレビでお馴染みだった「おはなはん」が懐かしく思い出されました。

面白かったです。
  樫山文枝さんは、おばあさん役なのにいつまでも若々しくて素敵でしたね(日色ともゑさんも同様ですが)。
  せりふ回しが、山田太一さんのものによく似ていると思って、チラシを確認するとやはりそうでした。独特の言葉遣いですが、テレビドラマほど強調されてなかったので、聞きやすかったです。

最初は暗いなと思ったのですが、前半の半分くらいから面白い展開になり、二幕目からは、本当に面白いと思いました。
  ドタバタではなかったが、良かったです。

舞台装置は明るく感じがよかった。
  信一の過去を繙く老婦人。年配者達だけの会話に終わらず宿泊客として訪れた若い女子学生の言葉が心をなごませた。心をなごませる出会いって大切だと思う。
  樫山文枝さん演じる老婦人もなかなかすてきでした。

何年か前に行ったペンションのことを思い出していた。
  「林の中のナポリ」とは何のことなのか初めはわからなかったが、ペンションの名前だった。ナポリの料理・雰囲気のある林の中のペンション。夫婦関係の奥深さも感じられた。
  名の知れた俳優が見られるのも楽しみの一つである。

南風洋子のかの子のために山田太一が書いたものだとか、南風洋子の顔をみたいものです。

優しい気持ちになれる作品でした。

四季による接客業(ペンション)営業は非常に難しい、たくさんのお客を迎えサービス。また人気経営であると思う。
  娘が気品のある老婦人を連れてきて主人と出会いがありそれを確認する為宿泊日数を増し記憶と彼の過去をとく物語である。

南風さんの当て役だと感じました。
  樫山さん風にどれだけ生長するのか楽しみです。やはり、演出が入ると劇に命が吹き込まれます。良かったです。

父と娘の声と演技がオーバーすぎた気がした。それにひきかえ、樫山文枝の気品のあるりんとした生きざまに、ぐいぐい吸い寄せられた。
  自由を享受出来る一日一日を、私自身、有意義に過ごせることを目指したいと思った。

心温まるストーリーでした。ベテランの役者陣で力のある演技に魅了されました。子供の頃の「おはなはん」にお会いできて感激しました。

初めての観劇をワクワクしながら体感いたしました。
  樫山文枝さん、日色ともゑさんなど豪華キャストを間近で観ることができ、うっとりです。
  内容は地味でしたが楽しむことができました。

短い時間の割には、わかりやすく楽しめましたが、幕切れをもう少し盛り上げてほしかった。カーテンコールに役者のどなたかの一声が聞きたかった。

今回、お当番で搬入のお手伝いをして、大道具・小道具今までにない位の(何回かお手伝いをした中で)量にびっくりしましたが、お芝居がはじまり納得しました。すばらしい舞台、すばらしいお芝居に感動し、また貴重な人生勉強をさせて頂きました。ありがとうございました。

鳴門例会カーテンコール

久しぶりに樫山文枝の舞台を見て、いつまでも若々しいなあと思いました。70才をすぎて、老人ホームへ入るのを逃げ出した老婦人役、人情味とユーモアのある人物像に感動しましたし、過去をもつペンションの主人・小野寺信一の生き方についても何かしら共感させられます。全体的にとても内容の深い公演でした。

東京ヴォードヴィルショーの舞台を観劇したいと思って入会しました。とても面白く楽しかったので今回も期待してました。
  生き直すための旅に出て、主人公がだんだん明るく前向きになっていく様子が描かれていたと思います。よかったです。
  樫山文枝さん、美しかったです。

洗練された舞台で、超一流の役者さんの演劇を見せていただき、とても豊かな心になりました。
  高齢化の社会で心も体もいかに健やかに生きていくかという課題に考えさせられるお芝居だったと思います。
  このところ いいお芝居が続いて嬉しく思っています。

観劇時間が長くなく、ちょうど良かったと思います。キャストも良く、ストーリーもテンポよく進み後味の良い作品です。

劇団民藝の作品で私の脳裏に浮かんでくる作品は、
    2003年:アンネの日記
    2004年:巨匠
    2006年:明石原人
    2008年:ドライビング・ミス・ディジー
  どの作品もすばらしい舞台です。
  「林の中のナポリ」窓に降る雪景色からストーリーが展開します。人間の「老いと死」は、平等にやってきます。どう付き合っていくか人生に付いて考えさせられた作品です。
  ペンションの男主人と、雪の夜、娘が連れてきた客(老婦人)・二人の過去には共通の隠された秘密がありました。
  長い間苦しみ、忘れられない大切な思い出を家族とともに受け入れて前へ一歩新しい人生を踏み出す感動的な舞台でした。
  樫山文枝さんの立ち振舞い・穏やかな話し方参考になりました。出演者一人ひとりの違った雰囲気で湿っぽくならず、若者の意見もいれて心打たれる素晴らしいお話でした。

セリフが一言一言分かりやすく、内容がすごく良く伝わってきました。笑いも含めながら、心にせまるものがあり、ラストは目頭が……
  あっという間の2時間、とてもすばらしかったです。

皆さん誰でも過去があって現在が有り未来がある。過去の経験をいかして未来に向かって前向きに生きるものだと思います。

まさに林の中であることを感じさせる舞台装置、明るい陽光も届き、舞い落ちる雪も眺められる。さり気なく話は始まり、各々の事情の中に、お互い許しあえる方向へと話が進んでいく。この様に前向きに過ごして行ける人生ならば……私もその様に年令を重ねて行きたいものです。

内容的にはよかったのですが、後席だったので少し声が聞きづらかったのが残念に思いました。

あっという間の二時間でした。
  寂しいストーリーの中にも笑いもあり、音楽あり、暗くならずに見ることができました。
  最後ハッピーな気持になりました。ありがとうございました。

林の中のナポリを出たあとの、伊沢かの子の行く末が気になりました。

ほのぼのとした気持ちで観させて頂きました。

Fランクで後部であったが、役者さんの声はよく聞こえた。期待して観ました。全体的には良かったが、普通の部分もあった。
  樫山文枝・日色ともゑさんは同世代で役割の上では少し年齢差のある設定で二人の実年令を知っているので少し違和感があった。終幕前のかの子さんの「息子夫婦がとびきりのペンションをひらいているって。」のセリフ伊藤孝雄さんの息子役も年老いすぎる感じ、でもつらい過去を38年間も背負って生きてきた影がそう感じさせるのか、台本を読んでストーリーがよく理解できた。
  亡き南風洋子さんのかの子役、樫山文枝さんの直子役であったら演劇の雰囲気も異なったものとなっていただろう。
  かの子さんのように身のまわりのしがらみがなくなって解放された感じ、自由な感じで生きていける、そんな日々が来るのだろうか、私には。
  腹八分目の観劇感は有るが、山田太一作品、あちこちに考えさせられるセリフ、場面がキラリとあった。

「林の中のナポリ」長期に滞在してみたいなと思いました。暖かな優しい田舎の実家の様。

老いに向って、これからの人生を如何に暮らしてゆけばよいか、なにげないセリフの中に感じることができた素晴らしいお芝居でした。又シンシンと降る雪、舞台装置が良かったです。

今回、このサークルに参加させて頂き、3名で入会しました。
  その中のひとりの私は興味があり、あとのふたりは全く関心もなかったみたいで、とりあえず観て!ってかんじでした。初めて拝見させてもらい18:30〜終わりの時間まできっちり、そのお芝居の中に入っていってました。気が付けばもう終わりですって感じで……その日から何日かは市民劇場の話でみんな大満足でした。

すべての人に平等に加齢という現実は押し寄せてくる。「やがて、わが行く道」と思いつつも、いやまだまだと心の片すみで、もう一人の自分がささやく。
  とても重いテーマをその時どう向き合うかを真剣に考えさせる舞台でした。
  さすが民藝の芝居はすばらしい。感動の舞台を本当にありがとうございました。市民劇場に入会していて、良かったと実感しました。

是非、この作品を前の席で観劇したいということで当番を希望し、ラッキーにも本当に実現し、とてもよかったです。市民劇場の皆さんにはいつもお世話になりっぱなしで心苦しいかぎりですが、いい作品に出会うことができると続けていてよかったなあと思います。
  そこにいるだけで何かを語りかけてくるような主人公達(役者さん達)に圧倒されっぱなし、この人生多くの人に許されて生きていることを知りました。
  終演後の懇親会もお芝居の裏話や苦労話が聞けてとてもよかったということでした。

スクリーンに写し出される深々と降る雪!幕が開きさらに舞台の外にも雪が、その美しい雪景色に目を奪われた。美しかった!
  照明と音響だけで朝の清々しさ、太陽の眩しさ、夜は風で木々が擦れる音で更けゆく夜を表現、車のライトも良かった。美しい老婦人(樫山文枝さん)の声がとても優しく、老婦人にピッタリのトーンだった。その優しさが「信一」・ペンションの主人の暗い過去を引きづり陰気だった生活が妻にも話した事で明るく前向きに歩み始める。心あたたまる作品を見せていただきました。伊沢かの子さんとっても素敵だった!

少しだけ「マイナス」を持つ、“普通の人々”を描くにかけては
  右に出る者はいない(……と思っています)山田太一さん。期待どおりの作品をみせてくれました。苦しいとき、つらいときに声をはりあげ「がんばれ」と直球で励まされてがんばれるのはすごく若いとき?か、それこそ、よほど強い人ではないかと思う。身のまわりの人、ふつうに幸せそうにみえても、皆なにか抱えているものがあるんだヨと、そういった人たちをさりげなく描いてみせてくれることで、人って共感できてジワジワッと勇気を持つようになれるのではないかな。少なくとも、私が山田太一マジックにはまっているのはそのあたりが原因で、今回、周囲に「軽い内容だけど、なぜか“いい気持”になれた」という感想が多かったのも、そういったことが理由じゃないかと思います。苦しい人の告白話を、周りは「ハイ」「ハイ」とただきいてあげるシーンも特徴で、今回も多かったですが、癒されました。

おもしろかったです。 段々謎?が解けていくのが楽しかったです。

場と場の間の演出がとても気に入りました

三人がそれぞれに個性的でとても良かった。魅了されました。

民藝らしい、心を癒されるいい芝居だった。

シンプルな同じ場面だけの芝居でしたが、ベテランの役者さん達の素晴らしい演技を楽しみました。

鳴門例会カーテンコール
鳴門例会カーテンコール写真は劇団の許可を得て鳴門市民劇場Webページ作成委員が撮影しています。

E-mailでのお問い合わせは、         鳴門市民劇場ホームページ
nrt-geki@mc.pikara.ne.jp
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