花よりタンゴ

鳴門市民劇場感想集

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舞台写真1
撮影 谷古宇正彦

終戦後によく聞いた懐かしい歌で全曲(但し一曲のみ知らない曲あり)知っていたので懐かしく歌えました。
皆さんとてもきれいな声で大変よかったです。

花よりタンゴ。久しぶりにいい劇でした。

『人生には忘れてよいことゝ、忘れてはならないことがある』懐かしいタンゴの調べにのって、しっかりと井上ひさしのメッセージが届きました。
戦後六十年、憲法九条はあの戦争で死んでいった人々の魂です。そのことを生き残った私たちは決して忘れてはならないことだと再確認させてくれました。

長いお芝居と感じないくらい、ぐんぐんひき込まれていきました。生のピアノのやわらかい音やミラーボールの夢のような光、会場全体がホールになったような気がしました。
大好きなお芝居でした。

長女の責任、姉妹の絆、戦後のこの時代をせつなく思い出しました。歌はもっと聞きたかった。ダンスも素敵でした。

大変よかった。たのしかった。

マイクが悪かったのか前の方でも聞きずらくて(セリフ)がもっときれいに聞けたらゆっくりと楽しめたと思います。音楽とダンスはとても良かった。

戦後の焼跡で姉妹が寄り添い合って力強く生きてゆく様子、はなれ離れになっていた兄妹の再会と面白おかしく、又ピアノの生演奏で唄う鈴木ほのかさんのすばらしい歌声とタンゴ音楽に合わせての踊り、とても楽しませてくれました。

毎日暗いニュースが聞かれる今日この頃ですが久しぶりに楽しく笑うお芝居に出合えてとてもよかったです。
歌がすごく上手で心に残りました。又、会場全体がダンスホールの中にいるようで違った雰囲気を味わえました。本当によかったです。

戦災で全てを失い生活が一変した男爵家の四人姉妹が寄り添って懸命に生きようとしている。
いろいろな事件に遭遇しながら姉妹の愛、心を取り戻した元使用人の愛によって明るく前向きに再出発する結末はほのぼのとして心あたたまる思いであった。
ピアノ、歌、ダンスも上手ですばらしかったし、時折コミカルに笑わせてくれた場面もあっておもしろかったです。

戦争による悲惨な現状(怒り、不平、不満)をぶちまける矛先のない苛立ちを井上喜劇スタイルは笑いを取りながら、ダンス、声楽、ピアノを組み入れた楽しい舞台を見せて頂きましたが、悲しいかな、聞き取れないセリフ等が多々あり残念でした。

うたが上手で明るくてよかった。楽しかった。

戦後の大変さを感じる一方でそれを越えるあたたかさを覚えた。

歌あり踊りあり、すてきな歌声、うたえたらいいなー。

井上作品をはじめて観ました。
戦後の世の中はこんなんであったろうなと考えるのと人間の持つたくましさを感じました。
最後まで飽きることなく観せてくれてありがとうございました。

唄も踊りもとてもすばらしく、またテンポも良く、作品の内容自体は悲しいはずなのに明るく、おもしろ味のある舞台にしていただいていたので、楽しく観劇できました。

歌がすごく上手で心に響きました。又、セリフも後の方までよくわかって良かったです。
コミカルなストーリーの中にも戦争に対しての怒りを感じさせられました。

私の誕生した頃の物語で、今までより若い方が演じていて、舞台がダンスホールの為、ミュージカル風で楽しかった。

歌がとても良かった。

芝居を通して全国に『夢と希望』を届けたいと言う井上ひさしさんの作品です。今夜はたっぷりと夢と希望を届けてくれました。
戦後、間もない焼け残ったビルの一角から立ちなおって行く四姉妹たち、歌って、踊って、涙あり笑いあり魅力いっぱいの舞台です。ジャズやタンゴ、ピアノの生演奏で心がゆっくりと癒された夜でした。
金太郎役の小林勝也さん、ピアノ弾きの朴勝哲(パク、スンツォル)さん、女優さん達のすばらしい声、ダンスに魅了されました。
私もステップを踏みたくなりました。心はずむ舞台でした。

大変おもしろかった。

私は前回の『巨匠』がすばらしかったが、むづかしくて眠いといった人は今回の『花よりタンゴ』が面白くて眠けがとんで行ったと喜んでいました。

とっても楽しい、笑いのある舞台でよかったです。また生のピアノ演奏がプラスされ、感動しました。

出演者一人一人がすばらしく最高でした。
連続出演の花売りの人、好きです。

声量のある歌声、生演奏、面白いタンゴのレッスン、ペアでの楽しいダンスと演出者の迫力を感じながら楽しく早々に終ってしまった。
戦後、あのような出来事が多々あった。TVでは原爆の語り部の痛々しいお話を聞き、現代の甘えすぎて、生き方を間違えてしまった事件を見聞きし、劇後話題が続出したと思う。よい社会作りになればいいですね。

大変おもしろかった。

舞台写真2
撮影 谷古宇正彦

歌がとてもすばらしかった。

四人姉妹、それぞれの個性が掛け合いに発揮されていて楽しかったです。さらにタバコ売り兄妹の二人のパフォーマンスが花を添えている…というより主役級の演技でした。タバコ売りの妹のラストダンス、バッチリきまっていました。

大変たのしかった。

タンゴって楽しいダンスですね。
四人姉妹のそれぞれの個性、私も四女でかしましいですよ。
煙草売りのおばさんと郵便配達のおじさんの再会もよかったです!

戦争により激変した生活にとまどいながらも強く生きて行こうとする四姉妹の姿に感動しました。
井上ひさし氏の反戦をさりげなく考えさせる作品でよかったです。

とてもおもしろかったです。

終幕がなければ、ただのドタバタ劇!!

「花よりタンゴ」大変よかったです。鳴門で見せていただいたときは台詞の聞き取れないところが何箇所かあり、徳島でも見せていただきました。
ひさしぶりに面白い楽しい舞台だったですね。ただ内容は重いもので、戦争とは、国とは何なのかを我々に問いかけていて考えさせられました。ただ井上ひさしらしく題名でも濁点を少し移動させるなどしてコミカルにし、全体を通して笑いと少しの涙と楽しいダンスでまとめられていましたね。また四人の姉妹がいつも前向きに明るく、困難を乗り越え、未来を信じ、生き抜いていく様は感動ものでした。
でもやはり戦争は何とか食い止めなくてはいけないですね。

戦後、昭和二十二年の銀座のダンスホールが舞台、裕福な暮らしをしていた四姉妹の生活が戦後激変し、ダンスホールを開いたものの、またまた最後は接収という大きな国の力に巻き込まれてしまう。
四姉妹の性格をいかした役者さんそれぞれの動き、歌と踊りを楽しませて頂いた。花売り娘の藤巻るもさんの演技に感動。
田舎暮らしのこの当時は四,五歳だった私からは都会の人達の戦後すぐの暮らしがうかがえたり、井上ひさしの社会風刺のきいたセリフ、描写にさすがと思った。

今回の『花よりタンゴ』は、役者さんが美しかったし、舞台も踊りもきれいだったのですが、美しさと笑いとが、事態の深刻さとどこか、かみ合っていないような、そんな違和感を感じました。その違和感が逆に他の人たちには良いのかもしれないし、その対比が絶妙なのかもしれないけれど、なんだか私には、しっくりきませんでした。あの時代を知らないせいかも…。

一昨年より夫婦そろって市民劇場を観劇する機会に恵まれました。毎回毎回楽しみで心待ちにしております。今回は特にダンスホールが舞台ということもあり、生のピアノ演奏に合わせてタンゴの踊り、と見どころいっぱいでした。
又、劇団の人々のスタイルのよさ、顔の美しさにはため息が出たほどでした。

とても楽しかった。背筋をシャンと張ってタンゴを踊ってみたくなります。同時に日々の生活も「シャンと胸をはって生きなさいよ」というメッセージとして受けとめました。

生演奏がもっと前面に出てもよかった。
会場みんなで歌える(楽しめる)歌曲が挿入されておれば…。

会場全体がまるでダンスホールみたいで、心ウキウキしました。月岡家四姉妹はもちろん、他の出演者もそれぞれ個性豊かで楽しく観劇できました。
ピアノの生演奏がとてもよかったです。
戦後の混乱の世に、強く生きていこうという気持ちが伝わってきました。歌、踊りに笑いがあり、最後の全員によるダンスは圧巻でした。いつの間にか、足で拍子をとり、口ずさんでいる自分に気づきました。なつかしい歌、特に『東京ブギブギ』は心に残りました。二時間四十五分がとても短く感じました。

タンゴの曲が思ったより少なかったので少し残念でした。
お芝居は気分と空回りしてしっくりしませんでした。金太郎の聞き取れないセリフが多すぎたのかも…。
でも、久しぶりに、車の中では、タンゴばかり聴いています。お芝居の最後でも踊っていた曲は『青空』のようです。

歌あり、ダンスありのとても楽しい舞台でした。
真面目に一生懸命して笑いをとることの難しさ、自然に会場から起る笑い、観者と舞台が一体化するすごさを体験しました。
サークルの中でも大好評、「すばらしかったね」の声が聞かれました。深刻なテーマだが、どこか明るさが感じられる、戦後のあのきびしい生活を思い出して、なつかしさでいっぱいになりました。

ひとりっこなので、あんな風に大ゲンカもしながらでも助けあっていける多勢のきょうだいがちょっぴり羨ましく思いました。
「ゼロからでも::何度でもやり直せる!」あの前向きな気概を、いつか本当に苦しいとき思い出したいと思いました。
だけど…“反戦”のドラマですよね、本当は。

「花よりタンゴ」の時代を引きずって生きた昭和一桁世代にとっては身につまされる思いでした。
唄とおどりで生き抜いた月岡家姉妹のうた声(特に三女)と架空の男性の上衣と踊る誇り高いステップ、涙ぐましいダンスでした。その外の登場人物も個性豊かな芸を楽しませていただきました。あっという間の二時間四十五分でした。

生演奏のタンゴの曲を楽しく聞かせていただき感動しました。
また戦後を行きぬく四姉妹、それぞれ個性があり行動的で面白い舞台でした。

歌あり、踊りありでたのしかったです。

生のピアノ演奏にのって四人姉妹の素晴らしいハーモニー、歌とダンスの楽しい舞台でした。
サークル全員、楽しい魅力的な舞台に堪能したひと時を過ごさせていただきました。

―サークルメンバーからのいろいろな声ですー
☆明るい部分と奥に流れる重いテーマのバランスが自分には難しすぎて、一言の感想は述べにくい作品でした。それがこまつ座のよさなのかもしれませんが…。
☆今、台風の大水害の後始末で、中高年の四姉妹が丁度ケンカもたくさんしながら助けあっている最中です。たいへんなことがおこったとき、特に本当は一番大切に思い愛しているはずの身内に対して、なにかと傷つけること言ってしまったり、相手や状況を真剣に考えるあまりに衝突ばかりしてしまう、そんな状態が舞台上の姉妹と全く同じで胸が痛いほどよくわかりました。
☆残念ながら、笑いというより苦笑ばかりでした。
☆よかったですが声がききとりにくいことが残念でした。

シリアスな部分とコメディーな部分がうまくミックスして期待以上に楽しませてもらいました。特に懐かしい曲が沢山出てきて楽しかったです。

舞台写真3
撮影 谷古宇正彦

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